love potion ?
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「ようし、お前ら、今日は呑むぞ!」

「「はあっ!?」」

夏休み、世の受験生が必死こいて勉強している中だというのに…
このアホ父は何を考えているんだ……
私は悪態をついた。

「たまにはいいじゃーん!勉強の息抜きにさー」

「いや、息抜きもへったくれも、私たち未成年なんですけど?」

とは言ったものの、実は父と兄と杯を交わすのはこれが初めてではない。

結局色々言いくるめられて呑むことになった。
丁度いいことに、母と恵美は母方の実家へ帰省中である。
父はタイミングを見計らったに違いない。

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「いっやー、真穂はほんとにかわいいねぇ~さっすが俺の妹だぁ」

数時間後、でろんでろんになった兄の姿がそこにあった。

「だろ?拓海、俺の遺伝子半分入ってるからなぁ~だあっはっはっは」

ワルノリすんなアホ父!

「おい、まほぉ、メイドさんやって!俺のメイドー」

しねーよバカ兄、一回頭冷やしてこい。

「いいじゃーん。じゃなきゃ兄ちゃん真穂にくっつくもん」

ちょっ!おまっ!
ずりずりと拓海はこちらに寄ってきた。

「父さん、助けて父さ……」

ちっ、使えねー。寝てる。

「ひいいっ!」

ついに拓海は私に抱きついてきた。重いってか酒臭い…

「真穂、きもちいい」

ひいいっ、気色悪い。
もう我慢できねぇ……

「死ねっ!!バカ拓海っっっ!!」

私は力の限りを尽くして奴を殴りつけたのだった。

*****************

翌日。

「あれ?なんで俺、全身に痣ができてんの?」

「……き、昨日酒飲んだ勢いで暴れてたのよ」

「あー、そうだったのかぁ」

真実は私のみぞ知っている。

天誅っ!

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<よい子はまねしちゃだめの主のあとがき>

いつかやりたかった酒ネタ。
未成年なのに呑ませてごめんね。

物語上の表現なので、
皆さん真似しないで下さいね!
お酒は二十歳になってから!
(説得力ないorz)


しかし拓海うざいなー
こいつは大学行ったら、新歓なんかで失敗しそう。

しかも真穂の鬼畜ぶりにも脱帽です。
日頃の恨みとか募ってたんですね。

まあそれだけ仲良しってことで!


8月の話は少々シリアスになりそうなので、直前で楽しいSSをいっぱい上げます。

ちょっと今週末は忙しいので、更新が厳しいかもです。
(本編はパソコンで打ってるので)

その代わりSSがんばります!

後、本編とは関係ないパロディ編も作る予定なんでよろしくです!