「あああっ!」
もー無理、限界。
「うっさい!静かに勉強しろバカ兄!」
只今期末テストに向けて勉強中。
この微積の問題を解き始めて早30分。ぜんっぜんわかんねえ。
「だめなんだよ、俺。わかんねえ問題があると気になって勉強すすまねぇんだ。」
「前回学年5位が聞いて呆れる。とりあえず先進め。私でもその問題20分かかったから絶対そんなん試験に出ない」
「…って俺より早く解いてんじゃねーか!」
お互いに理系だけど、真穂は賢い。前回学年2位を取っていた。
バレーでは勝てる自信あるのに。
「変なところでAB型のA型だすな!そんなどーでもいいとこでヘコむな繊細め!」
「そういうお前こそAB型のB型出しすぎなんだよ無神経!」
「お前ら~、静かに勉強出来んのか~」
襖を開けて、ついにうるささに耐えかねたのか、親父登場。
うわぁ…更にめんどくせーやつが出てきやがった。
「数学が分からんのか拓海!よしっ、俺のでば…」
「あーっ!集中できないから出てけ!」
真穂。お前…そりゃいくらなんでも酷いぞ。
俺らがある程度賢いのは親父の血のおかげだ。
無下に扱うなよ。
親父、無駄に涙流してんぞ?
俺らの親父は大学教授なのです。医学部の。
その血を半分は貰っている俺ら。
そりゃーある程度は賢くないと困るってわけだ。
それにしても、真穂と親父が口論し始めちまった・・・・・
俺、図書館にでも行って勉強しよう・・・・・
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おまけ
テスト結果が来たよ!
「なになにぃ~、
3-7 上坂真穂 現文92 古典82 数学Ⅲ77 数学C80 生物88 総合理科90 化学72 地理88 現社95 英語W88 英語R75 総合1位!!
やったキタコレ!」
「ちょっ、まじかよ!
3-6 高田拓海 現文88 古典90 数学Ⅲ80 数学C70 生物85 総合理科85 化学70 地理90 現社87 英語W96 英語R75 総合3位!!
おお!前回より上がった」
「さすが、俺の子。二人とも若い頃の俺と一緒だぁ」
「「うっさい親バカ!」」
「さあて、これで心置きなく文化祭だな!」
「たーのーしーみー!」
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<設定も含めてあとがき>
7月のお話の予告編です。
テストを終えて無事に文化祭スタートします!
二人とも秀才設定すんまそん。
微妙な頭の良さにするぐらいなら、いっそのこととんでもない頭の良さにしたれー!
っていう。
拓海はコツコツタイプ。
日々しっかりと勉強の努力をためていくタイプです。
真穂は短期集中タイプ。
直前ギリギリに頑張るタイプ。
だから模試なんてやらせたら、真穂はボロクソになります。
引退してから真面目に勉強を始めたそうです。
がんばれ真穂。
両親の設定も決めました!
パパは医学部教授。地味に忙しいはず。
だけどそんなに偉くないです。あ、見たまんまだね。
京子ママは薬学部。
薬剤師さんのパートに出てるよ。
菜穂子ママは法学部。
弁護士さんで生計立てて、女手一つで拓海を育ててます。
あと二人の血液型がABになりました。
すいません、ペン倒しで決めた・・・。
まあ、そんな感じで。
パパは・・・・・B型だなどう見ても(遠い目)
京子ママは突拍子もないからAB型。
菜穂子ママは気配り上手だからA型。
ほら、そうすれば遺伝的にも問題ない!
・・・・・あ、恵美orz
そろそろサイドあたりで出演させたいorz